エアコンの寿命と買い替え時期について

公開日:2022/09/13  更新日:2024/03/26

ずっと使っているこのエアコン、どのくらい使えるものだろう?急に故障したらどうしよう・・・と悩んでしまうことがあります。早めに買い換えられる方もいらっしゃれば、もう20年以上も使っている!という方もいらっしゃいます。果たしてエアコンの寿命は何年くらいでしょうか。寿命やメンテナンス、買い替え時期などについてご紹介します!

エアコンの寿命について

エアコンの寿命について、「メーカーの製品設計上の使用期間」「部品の最低保有期間」「残存率」「耐用年数」などから見ていきます。

 

メーカーの製品設計上の使用期間

ルームエアコンは設計上の標準使用期間が各メーカーごとに決まっています。設計上の標準使用期間とは、標準使用条件の下で使用した場合に経年劣化に対して安全で支障なく使用することができる期間として設計上設定されたものです。(電気用品安全法)

日本国内の主要メーカーは、10年(製造された年からの年数)としているところが多数です。
設計上の標準使⽤期間を超えて使用する場合は、経年劣化による発火・ケガなどの事故に至るおそれがあると各メーカーは注意しています。

◆ルームエアコンは設計上の標準使用期間は、10年前後が多数!

 

エアコン部品の最低保有期間

エアコンが故障したとき修理に必要な部品の最低保有期間を「部品の最低保有期間」といいます。家電メーカーが部品を生産する期間は経済産業省が示すガイドラインに基づき業界で自主規制を設けており、製造終了からの年数を各メーカーが社内基準を設けています。

ルームエアコンについては、生産終了後9年、10年としているメーカーが多いようです。
部品の最低保有期間が過ぎてから、エアコンが故障した場合は、部品がなく修理できない可能性があります。

◆ルームエアコンは部品の最低保有期間は、10年前後が多数!

 

エアコンの耐用年数

法人がエアコンを購入した場合、エアコンの使用開始日から効用喪失日までの期間を耐用年数として、毎年少しずつ経費として処理していきます。これが減価償却と呼ばれるものですが、法定耐用年数は、エアコンの場合、器具及び備品であれば耐用年数は6年、建物付属設備であれば13年(出力22キロワット以下)又は15年(出力22キロワット超)です。

◆エアコンの耐用年数は13年または15年!

 

エアコンの購入後の残存率

エアコンの残存率とは、購入したエアコンがどのくらいの年数残っているか、つまり買い替えや撤去されずに残っている台数の割合を示したものです。エアコンは何年くらい使用されているかについて内閣府が調査しています。

参考:内閣府「消費動向調査」データによる家電製品年数調査報告書(2018年度) https://www.aeha.or.jp/about/pdf/naikakucyousa_1809.pdf

これを見ると、購入後1年目から8年目くらいは買い替えをほとんどされていないことがわかります。9年10年目あたりから増え始め、12年目では半数近くが買い替えられています。20年目以降はわずかな台数が残るのみです。平均使用年数は、2017年度で13.8年、2018年度で13.6年となっています。

◆ルームエアコンは12、3年目で半数が買い替えられている!

このようにいろいろな角度から見ていきますと、10年前後で買い替える時期が来るという印象です。しかし、20年も使うこともあるのに、10年で買い替えるべきなの?という疑問が浮かびます。次の項では買い替え時期のサインについてお話しします。

エアコン買い替え時期のサインは??

購入後何年でも故障した場合は買い替えますが、購入してから10年前後経過しているエアコンにこのような症状が出てきたたら、買い替えを検討する時期かもしれません。

●異音がする、急に大きな音がするようになった時には、室内機の送風ファンの故障や室外機のコンプレッサーの故障の可能性があります。

●変な匂いがする場合、エアコンの奥のフィルタや熱交換器の周辺などにカビが発生している可能性があります。

●冷えない・暖まらない場合は冷媒ガスが不足している可能性があります。

●室内機から水が漏れている場合は、ドレンホースの中が詰まっている可能性があります。

●エアコンの操作がうまくいかなくなった時は、エアコン本体またはリモコンに不具合が起きている場合があります。

 

先ほどもありましたように、10年前後で修理の際の部品もなくなることから、修理より買い替えを検討する時期といえます。また10年前のエアコンより新しいエアコンの方が省エネ性能が上がっていることも多く、また使用しているうちに目詰まりなどで省エネ効率が低下していくので、買い替えたほうが電気代の節約になる場合もあります。

メンテナンスでエアコンの寿命が延びる?!

エアコンは使用状況によって、使用年数が大幅に変わります。メンテナンスすることで寿命が延びることがあります!ご自分でできるメンテナンスを紹介します。

室内機

【フィルタの清掃】

フィルタを室内機から取り出し、掃除機でホコリを吸い取ります。歯ブラシなどでこすりながら水で流します。汚れがひどい場合は中性洗剤などを使用します。タオルなどで拭き取り、乾かします。完全に乾いたらエアコンに戻します。生乾きであった場合はカビ発生の原因になりますのでご注意ください。

【吹き出し口・ルーバーの清掃】

電源を抜き、ケガに注意して作業します。あまり奥までは手を入れないようにしましょう。吹き出し口やルーバーを雑巾やキッチンペーパーで拭き取ります。汚れがひどい場合は中性洗剤などを使用します。きれいに拭き取り、電源を入れます。

室外機

室外機の周辺にゴミや物があると、排熱が妨げられ省エネ効率の低下を招きます。室外機についた手の届く範囲のゴミなどは取り除きます。室外機を開けて掃除するということはおやめください。故障の原因になりますし感電の危険もあります。

こまめなメンテナンスで寿命を延ばし快適に使用したいですね!

買い替えをご検討の方は、ぜひともエアコンフロンティアにご相談ください。
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