空調用語集
空調に関する用語の解説です。
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あ
| 圧縮機 (コンプレッサ) | 冷媒ガスを高圧に圧縮するもので、この作用によって冷媒は冷凍機中を循環し熱を冷たい処から暖かい処に運びます。 これを人体にたとえると冷媒は血液に当り圧縮機は心臓となります。 圧縮機の種類には、レシプロ、ロータリ、スクロール、スクリュ、ターボ式があります。 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 圧縮比 | 吐出圧力(絶対)と吸入圧力(絶対)で割った値を圧縮比といいます。 
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| 圧縮効率 | 実際に必要な圧縮仕事と理論的に必要な圧縮仕事の比を圧縮効率といいます。 
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| 圧力損失 | ダクト、水配管、冷媒配管内を、流体が流れるときに直管部、曲がり部等の摩擦による圧力低下をいいます。 | ||||
| 圧力計 | 冷凍装置内の冷媒圧力をブルドン管の伸び・縮みにより測る計器です。 1針又は2針のものがあり目盛りには圧力以外に温度も目盛ったものもあります。 | ||||
| 安全弁 | 冷凍装置内の冷媒ガス圧力が異常に上昇して装置が破壊の危機にさらされる前に異常高圧ガスを外部に放出する弁です。 冷凍保安規則で1年に1回の点検が義務づけられています。 | ||||
| 油上り | 圧縮機のクランケース内の潤滑油が冷媒と共に吐出側に吐出されることをいいます。 | ||||
| 油分離器 (オイルセパレータ) | 圧縮機内の潤滑油が吐出ガスと混合して装置内を循環すると伝熱効果が悪くなり能力が減少するので油と冷媒を分離して 冷媒ガスのみを凝縮器に送る装置です。 | ||||
| アース (設置工事) | 配線や機器に漏洩した電気を安全に地中に導いて火災又は感電事故の発生を防ぐために、配線機器等の金属部分は必要 に応じて接地を行います。 
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| アスペクト比 | ダクトの長辺と短辺の比をいいます。 
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| アンモニア (化学記号:NH3) | 冷媒としてもっとも古くから使用されているます。 大気圧における蒸発温度は-33.2℃で、冷凍機に用いるに都合のよい圧力であり、蒸発潜熱は大きく、価格も安く冷媒としては好ましい面が多いが、毒性の強いこと、可燃であることが欠点です。 | ||||
| アキュームレータ (液分離器) | 蒸発器と圧縮機の間に取付けられ、負荷変動又は冷媒流量制御不良により蒸発器で蒸発しなかった液冷媒を分離する装置です。 | ||||
| アレスタ | 雷等の原因によって生じるサージエネルギーから回路を保護する目的で使用する電子部品です。 | ||||
| アネモディフェーザ | 天井に取付けられる吹出口の一種です。冷風や温風の吹出空気と室内空気を誘引作用により混合させ室内温度分布を 均一する吹出口です。 | ||||
| RA | Return Air(還気)の略でエアコンの吸込み空気をいいます。 | ||||
| 油冷却器 | 冷凍装置において圧縮機の潤滑油温度を下げる機器です。 | ||||
| IC | Integrated Circuit(集積回路)の略であり、電子回路を機械的に作り上げたもので多くの回路部品、回路素子を一つの 基板上又は基板内に個々に分離できない状態で結びあわせて構成し、その回路機能を満足するには、それを分離して考えることのできない高密度の構造となったものです。 | ||||
| アドレス | Address(番地)の略であり、ROM又はRAMで内容をしまったり取り出したりするためには必ず“どこに”という場所を表す 標識が必要となります。その標識をアドレスといいます。 | ||||
| アニリン点 | 冷凍機油の特性を表す値として使用されます。これにより冷凍機油の粘度変化をある程度推定できます。 | ||||
| アナログ | データや物理量など連続的に変化するものをいいます。 例えば、センサ出力は連続的に電圧が変化するのでこれに該当します。また、従来の長針と短針を用いた時計をアナログ式といいます。これの反対語として“デジタル”という言葉があり、非連続的で主に“0” “1”で表現されます。 | ||||
| アイオナイザ | 電気集じん機に組込まれて空気中の微妙なチリ、ホコリやタバコの煙などを電気的に集める機器です。 | ||||
| 圧力開閉器 | 冷凍装置で冷媒圧力又は油圧を検知して、電気接点を開閉するスイッチです。 高圧圧力開閉器: ユニットを運転中、高圧が異常に上昇したときに電気接点を開いて運転を停止させる保護装置に用います。 低圧圧力開閉器: ユニットを運転中、低圧が異常に下降したときに電気接点を開いて運転を停止させる保護装置に用います。 高低圧圧力開閉器: 高圧圧力開閉器と低圧圧力開閉器の機能を持っている開閉器です。 油圧圧力開閉器: オイルポンプを内蔵している圧縮機で、運転中油圧が異常に低下したとき作動して圧縮機を停止させる 保護装置に用います。 | ||||
| アンローダ | 始動時及び軽負荷時に、圧縮機の吐出量を制御する装置です。 | ||||
| アンチフロスト | 空調機で蒸発器(クーラ)に着霜しないようにコントロールすることです。 | 
い
| インバータ | 直流電力を交流電力に変換する装置です。 冷凍機では、圧縮機の回転数制御等に使用されています。 | 
|---|---|
| ISO規格 | International Standardization Origanization(国際標準機構)の略で工業製品、設備等の広範囲な標準規格です。 | 
| インタロック | 2台以上の機器を運転する場合に、その運転順序を決めたり又同時始動をさけたりある一定の条件が満たされてない ときに、次の機器が運転できないように電気回路的又は機械的に行う機構です。 | 
| 一酸化炭素(CO) | 炭素を含有する物質(石炭、石油など)が不完全燃焼したときに発生する無色無臭の有毒ガス、空気よりも軽く、体内に吸収されると中枢神経をまひさせたり貧血症を起こしたりします。 | 
| インタークーラ | 二段圧縮の冷凍装置に使用され、高段側の吐出ガス温度を抑えるため、低段側で吐出された冷媒を一度冷却し高段側に 吸込ませる装置です。又中間冷却器ともいいます。 | 
| インターナルサーモ | 電動機の捲線が加熱により焼損するのを防止する温度スイッチで捲線温度を検知して保護します。 | 
| インチング | 空調機等においては、圧縮機のON⇔OFFを短時間で繰り返す運転をいいます。 | 
| EA | Exhaust Air(排気)の略で室内から排出する空気又は厨房用フードから排出する空気をいいます。 | 
| インターファイス | コンピュータの入力装置や出力装置自体がいかに正確に作動してもコンピュータとそれらの装置間で信号の転送が 確実に行われない場合があり、そのためコンピュータと入出力装置間のデータ転送を正確・円滑に行うための回路 または装置をいいます。 | 
| イオウイオン | 元素名はS2で通常冷却水の水質基準に、イオウイオン含有量は検出不可となっています。 イオウイオンは他の元素と化学反応して有毒ガスを発生させる物質です。 | 
え
| エコノマイザ | 機器の総合効率を改善するための装置です。 例えばターボ冷凍機では凝縮器で液化した冷媒液を中間圧まで減圧し、このとき一部の液が蒸発し残りの液を冷却して さらに減圧し蒸発器に導く、これにより冷凍能力を増大させます。 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エントロピ | 物質の絶対温度に対し、加えられる熱の割合をいいます。 | ||||||||||||
| エアーパージ | 冷凍装置中、又は冷媒配管中の空気を放出することです。 | ||||||||||||
| エアーフィルタ | 空気中のじん挨を取り除くための空気ろ過器です。 | ||||||||||||
| 液バック | 冷媒液が蒸発器内で完全に蒸発しきれずに圧縮機に吸い込まれる状態をいいます。 | ||||||||||||
| 液ハンマ(液圧縮) | 圧縮機が液冷媒を圧縮することをいいます。 | ||||||||||||
| SA(給気) | Supply Air(給気)の略で、外気又は空調された空気を目的のところに供給することです。 | ||||||||||||
| AIR | 米国のAir Conditioning and Refigeration Instituteの略で米国、冷凍・空調協会の略称です。 ここで定められた温度、湿度条件の規格の一例を以下に示します。 標準条件 
 
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| LSI | Large Scale IC(大規模集積回路)の略で、1つのチップに沢山の素子(機能)が集積されています。 | ||||||||||||
| NR値 | Noise Rating Numberの略で、騒音値の一つで、騒音の周波数特性を考慮に入れて評価する方法です。 Hz毎(63~8000)のN値を読み取ります。 | ||||||||||||
| NC値 | Noise Criterian Allowance Curveの略で、騒音値の一つで、アメリカのBeranekが会話の聴取妨害の程度を調査して 作成したもので主として、室内騒音の評価に使われています。 | ||||||||||||
| エアカーテン | 建物の出入口に空気を上から壁状に吹き降ろし、室内外の空気を遮断する装置です。 例えば、冷蔵庫の出入口、デパートの出入口に使用されています。 | ||||||||||||
| 塩素イオン | 元素名は、Cℓで通常冷却水の水質規準に、塩素イオン含有量(ppm)が、○○ppm以下と表現されています。 塩素イオンは、鉄、クロム、ステンレス鋼などの腐食を増進させる物質です。 | ||||||||||||
| Mアルカリ度 | 水中のアルカリ分全部をCaCo3(炭酸カルシウム)のppmで表した数です。 例えば通常冷却水の水質で、Mアルカリ度○○ppm以下と表現されています。 | ||||||||||||
お
| オールフレッシュ | 空調機の吸込空気を全部外気から取入れ、除塵、冷却し室内に吹出す方式です。 この方法は、病院、精蜜機械工場等に使用されています。これは室内の空気を循環させると、細菌、ホコリが循環し 悪影響を与えるため、清浄な空気を利用するためです。 | |||
|---|---|---|---|---|
| オーバーロード (過負荷) | 負荷(動力)がかかり過ぎることです。 例えば圧縮機用モータに負荷がかかりすぎると、電流が流れすぎて、巻線温度が上昇し、焼損になり、モータが駄目に なります。この現象を防ぐため、通常オーバロードリレー(安全装置)を取付け保護しています。 | |||
| オーバーチャージ | 装置内に規定量以上の冷媒を入れることです。 オーバチャージをすると、能力がでなくなり、又動力が増大します。 | |||
| OA(外気取入口) | 一般の空調機は室内空気を循環されて冷却、加温をしていますが、新鮮な外気を取入れ混合されて吹出す方法があります。 空調機の側面、後面に外気(OA)用のダクト接続口が装備されています。その場所を外気取入れ口といいます。 | |||
| 温度 | 温度は熱の強弱、また寒暖の度合いの尺度です。 温度の単位は、日本では摂氏℃を用いるように定められています。イギリスやアメリカでは華氏℉が使用されています。 大気圧での水の沸騰点100℃と氷の融解点を0℃とし、その間を100等分してあります。 ℉では沸騰点、融解点を212℉と32℉としてその間を180等分してあります。 ℃と℉との換算式は次式のとおりです。 
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| オイルセパレータ (油分離器) | 圧縮機内の潤滑油が吐出ガスと混合して装置内を循環すると伝熱効果が悪くなり能力が減少するので油と冷媒を分離して 冷媒ガスのみを凝縮器に送る装置です。 | |||
| オイルクーラ (油冷却器) | 冷凍装置において圧縮機の潤滑油温度を下げる機器です。 | |||
| オ-バフロー | ある容器に水を満杯に入れ、更に水を入れると、容器から水が溢れでます。この現象をオーバフローといいます。 空調機で天井埋込形にはドレン水のオーバフロー防止のオーバフロースイッチが取り付けてあります。 | |||
| オクターブバンド | 人間の耳に感ずる音の範囲を幾つかの周波に区分することです。 | |||
| 音圧 | 音が存在すると空気の圧縮、膨張によって圧力変化が起きます。 このとき大気圧からの圧力変化が起きます。 このとき大気圧からの圧力変化の量を音圧といいます。しかし、この圧力変化は非常に微少なもので普通の耳に聞こえる 音圧は1気圧の100億分の1から1万分のい程度です。 音圧の単位はdyne/㎠(=μb:マイクロバール) | |||
| 音波 | 音圧の時間的な変化を音波といいます。 この波形において、1回のくりかえしの時間を周期(単位秒)、1秒間に同一波形がくりかえされる回数を周波数(単位Hz)、 また周期の時間に音が進む距離を波長といいます。 | |||
| 応力(N/m㎡) MPa (㎏f/c㎡) | 構造物を構成する材料が外力を受けるとき、形の変わるのを防ごうとして内部に生じる抵抗力です。 垂直応力(断面に垂直のもの)とせん断応力(断面に平行のもの)があります。 | |||
| 温水サーモ | サーモスタットの一種で、水温を検知してスイッチを開閉し、装置をON-OFFさせます。 温水ボイラ、チリングユニット等に使用されています。 | 
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 か
| 過熱 | 蒸発器内の冷媒の温度は、飽和状態であれば、圧力=温度となります。しかし圧力が同じでも、冷媒が気体だけになると、 気体の温度は上昇します。飽和温度より上昇した状態を過熱といいます。例えば、蒸発器内温度より蒸発器出口温度が 高くなっています。この温度上昇を過熱度といいます。 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 過冷却 | 凝縮器内の冷媒の温度は飽和状態であれば、圧力=温度となります。しかし圧力が同じでも、冷媒が体液だけになると、 液体の温度は下降します。飽和温度より下降した状態を過冷却といいます。例えば、凝縮器内温度より凝縮器出口温度が 低くなっています。この温度下降を過冷却といいます。 | ||||||||||
| 乾球温度 (DB,℃) | 通常使っている温度で、温度計を用いて測定する大気温度です。(顕熱の増減を温度で表したもの) | ||||||||||
| 管内流速 (m/sec) | 配管内を流れる液体の速度をいいます。 冷媒配管、水配管、油配管等計画するとき、管内流速により管径が決定されるが、流速が大きく なると圧力損失も大きくなるので管内流速は良く考えて計画されます。 | ||||||||||
| カスケードコンデンサ | 二元方式の冷凍機に使用される凝縮器で、異種の冷媒を使用して、低段側の凝縮器内に高段側の蒸発器は組込まれ お互いの冷媒の熱交換を行います。 | ||||||||||
| 幹線 | 色々な分野で使用される言葉ですが、ここでは電気配線の幹線について説明します。 装置に電源線を接続する場合、第1次支持店からNFB(ノーヒューズブレーカ)迄の配線をいいます。 | ||||||||||
| 乾き空気 | 全く水分を含まない空気を乾き空気(乾燥空気)といいます。 これに対して通常の空気は、乾き空気を水蒸気の混合気体であって湿り空気といいます。 乾き空気の成分(標準大気圧) 
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| 過電流継電器 (オーバカレントリレ) | 圧縮機、送風機等に使用されている電動機の出力は、負荷が一定の場合は電流もほぼ一定で流れていますが、負荷が 急激に大きくなった場合、電流値が上昇します。 この状態が長時間続くと、電動機焼損になるため、電流値を感知して電動機を停止させる役目をします。 | ||||||||||
| 加湿器 | 暖房機で暖房運転をした場合、室内が乾燥しすぎないように空気中に水蒸気を加える装置です。 種類として、気化式、超音波式、パン型式、噴霧式等があります。 | ||||||||||
| 可変抵抗器 | 電流の流れを調節するのに抵抗器を使用します。 電流値を任意に変えるために、ツマミを回すことによって抵抗が自由に変更できる抵抗器をいいます。 | 
き
| 凝縮器 (コンデンサ) | ガス冷媒が持っている熱を周囲の空気や水に放熱して凝縮(液化)させる機器です。 空気に放熱する方式を空冷式、水に放熱する方式を水冷式といいます。 放熱量は蒸発器で吸熱した熱量と圧縮機の仕事量に相当する熱量をたした量となります。 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 凝縮圧力 | 凝縮器内の圧力(高圧)をいいます。 例えば冷媒R22の凝縮温度が50℃の場合、圧力は1.86MPa(18.97㎏f/㎠)となり、凝縮圧力1.86MPa(18.97㎏f/㎠)と いいます。 | ||||
| 凝縮温度 | 凝縮器内で冷媒が気体から液体に変化するときの温度をいいます。 これは凝縮圧力によって温度は決まります。 例えば凝縮圧力が1.86MPa(18.97㎏f/㎠)であれば、温度は50℃となり、凝縮温度50℃といいます。 | ||||
| キャンバス継手 | 防振のため、空調機とダクトの継ぎ目に入れる布製の継手をいいます。 これは空調機の振動がダクトに伝わると、各室まで伝わり騒音となります。布でできた継手で振動を吸収します。 | ||||
| 逆止弁 | 液体の流れを一方行だけに流すための弁です。 例えばヒートポンプ機で、冷房運転を暖房運転に切換えた時、膨張弁は逆流しないので、逆止弁を 取付けて逆止弁を通す方法が用いられています。 | ||||
| 気密試験 | 容器内の気体(液体)が漏れていないかを調べることをいいます。 高圧ガス取締法では、圧縮機、凝縮器、受液器、油分離器、液分離機、熱交換器、配管の気密試験は設計圧力以上と 決められています。 | ||||
| 逆サイクル方式 | 冷媒は冷凍サイクル(圧縮機→凝縮器→膨張弁→蒸発器→圧縮機)を流れるが逆サイクルは流れが逆に流れる (圧縮機→蒸発器→膨張弁→凝縮器→圧縮機)。ヒートポンプ機の暖房運転は逆サイクルです。 | ||||
| キャピラリーチューブ (毛細管) | 冷媒の圧力を下げるための細かい配管をいいます。 キャピラリーチューブは小形、中形エアコンで膨張弁の代わりとして多く用いられています。 膨張弁と異なり構造が簡単で調整が不要で安価なため多用されています。 | ||||
| 吸込圧力調整弁 | 圧縮機のオーバロードを防ぐため、圧縮機の吸込圧力を規定した値以上にならないようにする調整弁です。 例えば冷蔵庫で運転当初、被冷却物の温度が高いと、設計計画値より蒸発温度、吸入圧力が高くなり、電動機の オーバロードと凝縮圧力の過上昇が起るためです。 | ||||
| キロワット(KW) | 単位時間内に導体や電気機器などで消費または発生する電気エネルギーの量をいいます。 | ||||
| 気流 | 空気の流れのことをいいます。 気流は学問的には二つに区別されます。 
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| 機械効率 | 圧縮機で気体を圧縮する場合、圧縮に要する動力のほか、ピストンとシリンダの摩擦とか軸受等の摺動部にも摩擦が あってその抵抗に打ち勝たなければなりませんので、圧縮に必要な動力以上に動力が必要です。 
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| 凝固点 | 物体が固体に変化する温度をいいます。 例えば水の凝固点は0℃です。 | ||||
| 局部抵抗 | 配管、ダクト等の曲部、分岐部、拡大部、縮小部などにおける抵抗損失をいいます。 | ||||
| 機外静圧 | 空調機本体以外に流れる風に対する抵抗のことです。 ダクトに風を送ると空気抵抗が生じます。この抵抗に打ち勝つだけの圧力で送風しないと風は流れません。この圧力の ことを機外静圧といいます。 例えばダクト、吹出口、吸込口等。 | ||||
| 起動電流 (ラッシュ電流) | モータを静止から起動させる時、通常の運転電流の数倍の電流となります。 これを起動電流といいます。 | ||||
| 機内抵抗 | 空調機内で発生する空気抵抗です。 | ||||
| キャパシティ コントロール | 装置の容量制御のことをいいます。 例えば大型往復動圧縮機に使われるアンローダ、電磁弁にろり冷媒をバイパスさせる方法等があります。 | 
く
| 空気熱交換器 | 空冷式の蒸発器又は凝縮器として用います。 中に冷媒を導き外から送風して冷媒の吸熱、放熱の仕事をします。 | 
|---|---|
| クランクケースヒータ | 冷凍機の停止中に圧縮機内部のオイル中に冷媒が液状になって寝こむのを防止する為、圧縮機油溜り部を加温する ヒータです。 | 
| クーリングタワー | 水冷式に使用され凝縮用冷却水の熱を空気と熱交換をし温度を下げて循環させる装置です。 | 
け
| ゲージ圧力 | 通常の圧力計にて読みとる圧力です。 絶対圧力MPa(㎏f/㎠abs)=ゲージ圧力MPa(㎏f/㎠)+0.1MPa(1.033㎏f/㎠) | |||
|---|---|---|---|---|
| 顕熱 | 物体の温度を上げ下げに費やす熱です。 | |||
| 顕熱比 | 全熱量に対する顕熱量の割合をいいます。 
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| ゲージマニホールド | 圧力計とバルブが一体となったサービス用の道具で圧力測定、真空引き。 冷媒チャージ等の作業に用いるものです。 | |||
| 限時継電器 | 機器の制御で時差を設けて作動させる制御機器です。 | 
こ
| 高周波 | 耳に聞こえる周波数より高い周波数、大体15000~20000Hzを境として、それ以上の周波数をいいます。 これ以下を可聴周波数又は低周波と呼びます。 | 
|---|---|
| 高圧圧力開閉器 | ユニットを運転中、高圧が異常に上昇したときに電気接点を開いて運転を停止させる保護装置に用います。 | 
| コンデンシングユニット | 圧縮機、凝縮器の一体型ユニットをいいます。 例えば、冷蔵庫、冷凍機に使われます。 | 
| 高圧計 | 高圧圧力が計測できる計器のことです。 | 
| 恒温恒室 | 室内の温度を一定に維持することをいいます。 | 
| コンデンサ | 凝縮器のことです。 | 
| コンデンサ(電気) | 蓄電器ともいい、電気をある時間溜める役割を持ち、電気回路の各種の目的に利用されます。蓄電容量、電気方式により 様々なタイプがあります。 | 
| コネクタ | 電気配線の接続部品の一種です。 一般的にはオス型、メス型のセットで接続されます。 | 
| 交流 | 電力会社から供給される電流をいい、方向と大きさが周期的に変わり、正方向と逆方向の形が等しい電流のことです。 | 
| コンタクトファクタ | 熱交換器を通過する空気の内、熱交換器と完全に接触する空気をコンタクト空気といい、全通過空気との風量の割合を コンタクトファクタと呼びます。 | 
| コールドドラフト | 室内への気流で人体に対し不快な冷感を与える気流のことをいいます。 | 
| 高圧調整弁 (高圧コントロール弁) | 低外気温時に高圧圧力低下を防ぐ為、高圧ガスをバイバスさせて高圧圧力を必要圧力に上げる弁のことです。 | 
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 さ
| サイトグラス | ガラス越しに冷媒の循環量と冷媒中の水分の有無が目視出来ます。 サイトグラスは通常液管に設け、冷媒液が十分液化しているかを確認することができます。液化が不十分の場合、多量の 泡が目視されます。 | 
|---|---|
| サイリスタ | シリコン制御整流素子の1種です。オン/オフの二つの安定状態を持ち、オフ状態からオン状態への切り換え、またはその 逆の切換えを行うことのできる半導体素子です。 | 
| サーモスタット | 温度調整器のことで、空調する室内又は冷蔵庫の温度を一定に保つことができるものです。 バイメタル型、液体型、電子式等の方式があり目的に応じて選択します。 | 
| サーキュレータ | 室温をムラなく一定にする目的で空気を攪拌させる為の送風機のことです。 | 
| サージアブソーバ | マイコン回路等の保護装置の一種です。瞬間的に加わる異常な大電圧、電流を吸収する働きをします。 | 
し
| 蒸発器 (エバポレータ) | 液冷媒が周囲から熱を吸収して低温で蒸発して冷凍作用を行う所です。 | ||
|---|---|---|---|
| 蒸発圧力 | 蒸発器内の圧力(低圧)をいいます。 例えば、冷媒R22の蒸発温度が0℃の場合、圧力は0.40MPa(4.07㎏f/㎠)となり、蒸発圧力0.40MPa(1.033㎏f/㎠)と いいます。 | ||
| 省エネ | 省エネルギの略語です。 冷凍機の場合を例として凝縮器での排熱を利用して消費電力を少なくする様な方式もあります。 又、部屋の窓ガラス面のブラインド、カーテン等によりエアコンの消費電力を下げるのも省エネの一方法です。 | ||
| 蒸発温度 | 蒸発器内で冷媒が液体から気体に変化する時の温度をいいます。 蒸発温度は蒸発圧力によって決まります。 例えば蒸発圧力が0.40MPa(4.07㎏f/㎠)であれば温度は0℃となり、蒸発温度0℃といいます。 | ||
| 湿球温度 | 温度計の感温部を水に浸した布等で湿らせた湿球温度計で測った空気温度をいいます。 空気が乾燥しているほど布の水分の蒸発が盛んになるので低い温度を示します。 普通WET BULBの頭文字をとってW,Bといい、℃W・Bと表します。 | ||
| 真空引き | 冷媒回路中の不凝縮ガス(空気)や、空気中の水分を除去する作業をいいます。 真空ポンプを使って冷媒回路内を真空にします。 | ||
| 湿り空気 | 水蒸気を含んだ空気のことです。 一般に呼ばれる空気の場合、湿り空気を意味します。 | ||
| ショートサーキット | 熱交換された空気が遮へい物等により再び熱交換器に入ることをいいます。 ショートサーキットを生ずると空調機の性能が阻害されるので是正する必要があります。 | ||
| 受液器 (レシーバ) | 凝縮器で液化した冷媒を一時蓄え、流量が減少したときは蓄えて流量変化に対応します。 レシーバには可溶栓と三方操作弁が取付けてあります。 | ||
| 消音チャンバ | ダクト式パッケージの本体、ダクト間に使われ空気の流れる音を消す為、グラスウール等の吸音材を貼りつけたものを 消音チャンバといいます。 | ||
| 新鮮空気 | 外部から取入れた空気のことをいいます。 パッケージではオールフレッシュタイプがあります。 | ||
| シリアル信号 | データを時間的な系列として一つの通信路で順次送信することです。 例えば、普通の調歩式印刷通信方式のように同時には一ビットしか伝送出来ないこと、つまり一つのデータ信号を 連続的な時間間隔をもって送信することをいいます。 これに対し、複数路の回路での同時信号をパラレル信号といいます。 | ||
| シャント抵抗 | 電流を分流する抵抗器です。使用例として、パワートランジスタモジュールを保護する圧縮機の過電流センサがあります。 | ||
| 進相コンデンサ | 力率を上げるため個々の負荷(モータ)に取り付け無効電力を少なくする機器です。 | ||
| 仕事(熱当量) | ある重量または力の物体をある距離移動させることを仕事という。仕事は熱量に換算することができ、これを仕事の 熱当量といいます。 
 | ||
| 自己保持回路 | 操作回路の最も基本的なものです。電磁接触器のコイルの励磁回路に自身のA接点を直列に組込み、このA接点に並列に 入れたスイッチを1回押すと、自己のA接点で動作し続けます。(自己保持という) | ||
| 除霜 | 空気冷却器に付着した霜を除去することをいい、散水式、電気ヒータ式、ホットガス式等が良く用いられます。 | ||
| 真空度 | 大気圧以下の真空において絶対圧力0を基準に測った絶対圧力をいい、実用単位はMpa(mmHg)です。 | ||
| 実揚程 | ポンプが水を低いところからくみ上げ、高い所に吐き出すときの高さをいいます。 | ||
| 除湿 | 室内の空気を冷却器で冷やし、空気中に含まれている水分を取り除くことをいいます。 | 
す
| ストレーナ | 流動している液体または気体から異物を除去する機器です。 | 
|---|---|
| スパークキラ | 接点が開閉する場合、火花等の放電にともなって高周波振動を押さえるために回路に取組まれる雑音発生防止器です。 | 
| 水圧損失 | 水が配管内を流れる時に生じる抵抗をいう。 | 
| 水蒸気分圧 | 湿り空気中に含まれる渇き空気1㎏中の水蒸気の圧力MPa(mmHg)である。 | 
| スーパーリンク システム | 高速伝送方式と極性確定制御を採用して最大48台のセゾン エアコンを2本の信号機(無極性)でコントロールするシステム。 | 
せ
| 全硬度 | 水中にカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量をこれに対応する炭酸カルシウムの ppmで表したもので全硬度、一時硬度、永久硬度の区別があり全硬度とは一時硬度と永久硬度をプラスした値をいう。 注)一時硬度:煮沸によって折出するカルシウム及びマグネシウムの塩による硬度のこと。 永久硬度:煮沸によって除かれない硬度成分でカルシウム、マグネシウムの塩化物、硫酸塩、硝酸塩などである。 | 
|---|---|
| センサ | 色々な物理量を検出し信号を出す。 例えば、 光:cds,フォトダイオード 温度:熱電対、サーミスタ 圧力:圧電素子、感圧ダイオード 湿度:セラミック湿度センサ、マイクロ波 空調機ではサーミスタが使われ各部の温度を検知している。 | 
| 静電気 | 摩擦などによって生じその場にとどまっている電気をいう。 | 
| 整流器 | 交流を直流に変換する装置。 | 
| セントラル空調 | 一つの空調装置から各室、各戸に冷(温)水、冷(温)風を送り空調する中央方式のことをいう。 | 
| 絶対温度 | 理論的な検討をする時に使用される温度で、˚Kで表し絶対温度0˚Kは-273℃であり自然界で存在する最も低い温度 である。 | 
| 全揚程 | 冷却水配管、タワー等の損失水頭を合計した数値である。 (冷却水ポンプ゚容量の選定) 全揚程=実揚程+機器(コンデンサ、タワー)の損失 水頭+配管の損失水頭 | 
| 制水弁 | 圧力、温度等を検知してバルブ゙開度を制御して水量をコントロールするバルブである。 | 
| 絶対圧力 | 実際にガスが容器の壁面に加える大きさをいう。すなわちガスが容器の壁面1㎠に加える力がMPa(1kg)である時、 ガスの圧力は0.1MPa(1㎏f/㎠ads)となる。 | 
| 静圧 | ダクト内部にある空気が流れる時、ダクト内部の空気の圧力が(流れの方向と反対と直角に働く圧力)のこと | 
| 潜熱 | 温度計を使っても見ることが出来ない熱の動きを隠れている熱の動きという意味で潜熱といい物質の状態の変化 (例えば氷⇔水、水⇔水蒸気)に必要な熱をいう。 | 
| 絶対湿度 | 湿り空気中に含まれる渇き1㎏中の水蒸気の重量(㎏)である。 | 
| 成績係数 | 冷凍サイクルで消費された動力(入力)と冷凍能力の比のこと。 成績係数=冷房能力(ワット)÷消費電力(ワット) | 
そ
| 相対湿度 | 空気の絶対湿度とその湿度における飽和空気の絶対湿度との割合をいう。 | 
|---|---|
| ゾーニング | 大規模な空調設備において建物内の空調系統をいくつかに分類し各系統ごとに付加に応じた制御が出来るようにする ことをいう。(負荷別、用途別、時間別) | 
| ゾーンユニット | ゾーニングされた区域を空調する機器。 | 
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 た
| ダクト | 主に空気に用いる通路で空調機より冷却空気または加熱空気の供給用及び空調機への吸込み用に 設ける導風路である。 | 
|---|---|
| 断熱圧縮 | シリンダやピストンを完全に熱絶縁し熱が完全に外部に逃げないようにした圧縮を断熱圧縮という。 一般の圧縮機により冷媒ガスの圧縮は厳密に言えば断熱圧縮ではないが、ほぼ近く、実用上、断熱圧縮としてとらえて、 P-h線図の作図に利用する。 | 
| 大気圧 | 大気の質量により作用する空気の圧力をいう。標準大気圧力は0℃で0.1013MPa(1.0032㎏f/㎠または水銀柱76cmHa)である。 (注)大気とは地球をとりまく空気をいう。 | 
| 体積効率 | ピストンの押しのける容積と実際に吸入されっるガス容積の比をいう。 体積効率=実際に吸入されるガス÷ピストン押しのけ量 | 
| ダーボ冷凍機 | 遠心式圧縮機を使用した水冷却装置であり冷凍サイクルは他と同じであるが圧縮作用はガスに高速回転のブロワで 速度を与え速度を与え速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する圧縮方式を採用している。 | 
| 耐圧試験 | 圧縮機、圧力容器等の耐圧強度を確認する試験のこと | 
| ダイオード | 電流を一方向のみ流す二端子の半導体素子で、P型半導体とN型半導体を結合したもの。 用途は、整流用またはサージ吸収用などに使われる。 種類としては、発光ダイオード・フォトダイオードなどがある。 | 
| 暖房サイクル | ヒートポンプタイプの空調機で暖房運転することを暖房サイクルという。その仕組みは冷媒回路に4方切替弁を 組み込みその働きにより冷媒ガスの流れの方向を変えることが出来るから。 | 
ち
| チェックジョイント | 冷媒回路のサービス(冷媒チャージ、真空引、圧力測定)をするためのゲージマニホールドの取付口である。 | 
|---|---|
| 中間圧力 | 中間圧力とは二段圧縮方式の中間冷却器内の圧力をいう。この圧力値は、低段側圧縮機と高段側圧縮機の圧縮率が 同じになるように設計されている。 関係式はPm=√PL・PH で求める Pm:中間圧力Mpa(㎏f/㎠ abs) PL:低段側吸入圧力Mpa(㎏f/㎠ abs) PH:高段側圧力Mpa(㎏f/㎠ abs) | 
| 中間冷却器 | インタークーラーの項参照 | 
| チャージレス機 | 冷媒量が基準量封入されている場合、冷媒の補充はいらない。この機器をチャージレス機という。 | 
| 直流 | 時間変化に対して方向性がほとんど不変で変動のない状態で流れる電流を直流という。 直流電流を留める装置では例えばバッテリや乾電池などがある。 | 
て
| ディストリビュータ | 蒸発器の各回路に冷媒を均一に分散する為、膨張弁の出口又はキャピラリチューブの入り口に取り付けている。 | 
|---|---|
| ディスプレイ | コンピュータの出力を電光表示し表示灯などを点灯表示する装置のこと。 | 
| 電子膨張弁 | マイコンからの出力信号を受け膨張弁に組み込まれているモータを回転させることにより弁の開き度をかえ冷媒の循環量を 調整する。 | 
| 低圧計 | 低圧圧力を測定する計器のことを低圧計という。 | 
| 電磁弁 | 電磁コイル・鉄心(ニードルパイプ)・弁本体で構成されている。電磁コイルに電気を通電すると、弁が開き流体を通す。 このように弁の開閉により流体を流したり止めたりすることが出来る。 | 
| デアイサ | 空気熱源式ヒートポンプ機を暖房運転した場合、室外熱交換器の表面温度が氷点下以下になると霜が着霜し暖房能力が 低下する為、霜を取り除く装置である。 | 
| 低圧圧力開閉器 | 圧力開閉器の項を参照。 | 
| デオドラントフィルタ | フィルタ内のカビ増殖防止と脱臭を実現したフィルタである。従来の活性炭フィルタに比べ10倍の長寿命がある。 フィルタの網目模様の表面にアスコンビル酸処理銅をコーティングしている。 | 
| dB(デシベル) | 騒音レベルの単位をデシベルという。dBは二つの量の比を行う為に用いられる。音の大きさを表現する際にdBを 用いるのが都合がよく或る音の大きさは、基準の値との比を常用対数により表し、これがdBの数字となる。 | 
| ディファレンシャル | サーモスタットや圧力スイッチ等を動作させる場合、カットインとカットアウトの差を決め設定する。 設定値の差のことをディファレンシャルという。 | 
| 抵抗 | 例えば電気の場合、電流の流れを妨げようとする作用のことを抵抗という。 抵抗器には、固定低抗器と可変低抗器がある。 | 
| 伝熱 | 熱が移動することを伝熱という。 | 
| 電圧(V) | 乾電池には高いほうを正極(+)、低いほうを負極(-)で表し、両極間には高低差がある。 この高低差のことを電位差又は、電圧という。電圧には交流と直流がある。 | 
| 電流(A) | 水は高い所から低い所に向かって流れるように電流も電圧があれば正極から負の極に流れる。 この現象を電流が流れるという。 | 
| デフロスト | 冷凍装置の蒸発器表面に着霜した氷結を除去することをデフロストという。デフロストの方法は圧縮機より吐き出されるホットガス、水散布、伝熱過熱などの方法がある。 | 
と
| トラップ | ドレン配管に曲がり部分をつけ、そこへ一定量の水を留めておくと下水などから逆流する悪臭を防ぐことが出来る装置 である。又、冷凍装置では冷凍機油の戻りを適正にするために冷媒配管上にトラップを用いる。 | 
|---|---|
| ドレン | 空調装置で除湿された水のことをドレンという。 | 
| トルク N・m (㎏-m) | 物体をねじる、廻すときに必要な力をトルクという。 (例えば) 1.締付トルク:ボルト類を締付に要する力 2.始動トルク:電動機が始動するために必要な力 3.加速トルク:電動機が速度を増す時に必要な力 | 
| 吐出マフラ | 圧縮された冷媒ガスは、脈動音を伴って吐出されるため異常音となる。この異常音を消音する為に使われる。 | 
| ドライヤ | フロン冷凍装置の冷媒系統に水分が混入していると水分つまりによる悪影響がおこるため水分を除去するものである。 構造的には容器の中に水分を吸収する乾燥剤(シリカゲル、ソバビート、モレキュラシーブ)等が封入されている。 | 
| 動圧(mmAq) | 管内に液体が流れると内部圧力が生じる。流れに平行な面に加わる圧力を静圧と呼び、流れに直角な面に加わる圧力を 動圧という。 | 
| トライアック | サイリスタ(シリコンスイッチング素子)の一種で2個のサイリスタを逆並列に接続したものと同じ動きをするため 双方向性サイリスタとも呼び交流回路の無線点スイッチ素子として使用される。例えば交流の電流コントロールや直流電動機の 速度制限等に広く利用されている。 | 
| トランス | 二つ以上のコイルを共通の磁路に組み合わせたものでコイルの一方に電流を通すと磁力線変化によって他方のコイルに 誘起電圧を発生させることにより電圧を変えることが出来る。 | 
| 凍結(冷凍品) | 食品(果実・肉・魚介類)等の鮮度を保つ為温度を下げ凍結し死物食品として保存することを凍結という。 | 
| 導電率 | 導体に電流が流れ易い度合いを表すことを導電率という。例えば、銅線の導電率を表す基準は20℃の温度で断面積が 1㎣長さ1mに付抵抗値は1/52Ω(0.0172Ω)、密度が8.89を100%として比較した百分率によるものである。 | 
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 に
| ニューロ | 人間の体にたとえれば神経細胞にあたる部分をいう。空調では、人間センサ(人間の体温をシミュレートしたもの)や 各種センサによって部屋の温度・湿度・風向・幅射量・活動量・着衣量のトータルをすばやく検知しPMV値(暑い~寒いまでの7段階制御)を的確に判断し、ファッジ制御を行わせるシステムである。これによって常に快調空間を維持することが出来る。 | 
|---|---|
| 二段圧縮 | 蒸発温度が著しく低い温度を必要とする時、一台の圧縮機で凝縮圧力まであげると、圧縮比が大きくなり効率が低下する 為好ましくない。その為、圧縮機を二台用いて一台の圧縮機で蒸発圧力から中間圧力まで上げ、二台目の圧縮機で中間圧力から凝縮圧力まであげる。この方式を二段圧力という。一台のシリンダを低段圧縮と高段圧縮の二群に分ける場合もある。 | 
ね
| 熱量 J (cal) | 熱量を表すにはJ(カロリ・cal)が用いられる。1calは1gの水を1℃高めるのに必要な熱量のことをいう。 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 熱通過率 W/m・K (Kcal/㎡℃h) | 壁体の外面と内面間を熱が移動することを熱通過率という。熱通過率はK=1÷FW式で定められ、Kを熱通過率という。 K=熱通過率 F=外表面(㎡) W=熱通過 ℃h/w(℃h/kcal) | ||||
| 熱負荷 | 空調・冷蔵・冷凍等の対象物から熱を取り去る又は、与える熱量のことを熱負荷という。 熱負荷の計算には詳細計算と簡易計算方法がある。また下表のように、概算値を利用する場合もある。 冷・暖房負荷の概算値単位kw/㎡h(kcal/㎡h) 
 | ||||
| 熱貫流率 | 熱通過率と同じである。 | ||||
| 熱伝導率 | 熱が物質の内部を移動することを熱伝導という。熱が移動するには必ず温度差が必要である。 これは移動の際抵抗に打ち勝つためにである。使用材料ごとに熱の伝わり方の良・否を表す係数として熱伝導率があり、 単位はW/m・k(kcal/m℃h)で表す。 | 
の
| ノーヒューズ ブレーカ | 配電用遮断機とも呼ばれている。使用目的は交流回路や直流回路の主電源スイッチの開閉時組み込まれ 過電流又は短絡電流(定格値の125%又は200%等)が流れると電磁引はずし装置が作動し、回路電源を 自動的に遮断し、機器の焼損防止を計る。 | 
|---|---|
| ノイズキラ | 電子回路やシステムに加える正規信号以外の外乱信号を受けると各種制御が誤作動を起こし機能不具合を発生する これらを未然に防ぐ為、外乱信号及び自己負荷ノイズを除去するためのものである。 スイッチ入力、リレーコイル、接点間etcに挿入する。 | 
| ノイズフィルタ | インバータ制御による空調機を運転すると機内内部のノイズが外部に出ると他機能にも悪影響を与えるためノイズを 除去するためのものである。又センサ入力部にも使用し、外来ノイズの侵入を防止する。 | 
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 は
| バイメタルスイッチ | 熱膨張係数の異なる二枚の金属板を溶着またはロー付けしたもので温度を上昇することによって湾曲が生じる性質を利用して接点を開閉する。 | 
|---|---|
| バイパスファクタ | 送風機により吸込まれた空気は大部分は冷却器で熱交換し冷却されるが一部は冷却器で熱交換しないまま通過 (バイパス)して冷却された空気と混合されて吹出される。このように冷却された空気とバイパスした空気の割合をいう。 | 
| バリスタ | 電圧によって抵抗値が非直線的に変化する素子をいい電圧の極性によって特性が変わる非対称型と極性が逆でも特性が変わらない対称型に大別される。主に電源回路に取り付け外部サージ吸収用として使用する。 | 
| パワートランジスタ | 特に電力用トランジスタをいい(通常のものは小信号用トランジスタ)大電流に耐えるよう最大定格が大きく、放熱に 考慮が払われている。インバータの出力機に使用している。 | 
| パス | 熱交機器の用語として使われる。管内流体の往復回路の数をいう。 | 
| ハライドトーチ | ガス検知器の一種で炎の色で漏れを判定する。平常の漏れでない状態では炎の色は橙色であるがごく少量の漏れがある とその色は緑色となり、やや量が増すとコバルト(明るい青)となる。 ただし、空気の供給を絶つとトーチの色は消える。 | 
| 配管相当長 | 冷媒配管について述べると直管部分の10実長にバルブ、継手類の摩擦損失を直管長さに換算して換算して加算した 長さをいう。 | 
| 馬力 | 一秒につき75㎏f/mの割合で行われた仕事率をメートル馬力といい、0.7355kwに相当する。 | 
| バイブラゾーバ | フレキ配管をいう。銅管・鉄管の振動を曲り部分より先に伝達しない様、接続管として使われる。 | 
| HASS | 空気調和・衛生工学会規格である。例えば、冷暖房負荷計算表はHASS108で決めている。 | 
| パートワインディング゙起動 | 電動機の起動方式の一つで、電動機の一次巻線を並列回路として起動時はそのうちの半分の巻線で起動し全速になって から巻線を追加する方式である。これは起動電流を抑える方式の一つである。 | 
| バキューム | 真空の意味である | 
ひ
| 比重 | 物質の単位容積の重さ(質量)と、ある物質との比。普通、標準物質として4℃の水をとりその比重を1とする。 | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 比熱 KJ/kg℃(kcal/kgdeg) | 単位重量の物体1㎏の温度を1℃上げるのに要する熱量である。定圧比熱Cpと定溶比熱Cuとがあり気体においてもCpは Cuより著しく大きい。 | ||||||||||||||||
| 比体積(㎡/㎏) | 比重(㎏/㎡)の逆数である。 | ||||||||||||||||
| 比容積 | 単位重量の物質の有する容積である。 | ||||||||||||||||
| ヒートポンプ | 冷房機を逆サイクルで運転して、(冷房時の冷却器⇒凝縮機、凝縮機⇒冷却器となる)暖房する方式である。 | ||||||||||||||||
| ピストンの押しのけ量 (㎡/h) | 往復式圧縮機などでピストンの動きにより吸込まれる(排出される)ガス量を理論的に求めた値である。 計算方式は気筒容積X回転速度である。 | ||||||||||||||||
| PID演算 | 一般にPID制御と呼ばれる制御方式は比例動作(P)、積分動作(I)、微分動作(D)を組み合わせもので3項動作ともいう。 
 | ||||||||||||||||
| PH(ペーハ) | 酸度、アルカリ度を10段階にわけ濃さを表示する。数字の大きいのはアルカリ度が高く、数字が小さいのは酸性度が 高くなる。中心値(酸性、アルカリ性が全くない状態)は7である。 | ||||||||||||||||
| ヒータ | 暖房用として伝熱・蒸気・温水を使用する。それらの機器を称する。 | ||||||||||||||||
| ヒュミディスタット | サーモスタットと同様に湿度変化を機械的変位と電位に変換する二つの方法がある。前者は毛髪、ナイロンリボンなどの 張力を利用して機械的変位を得、後者は塩化リュウムなどの塩類の電気抵抗変化を利用している。 | ||||||||||||||||
| P-h線図 (モリエル線図) | モリエル線図又はP-i線図ともいう。冷媒ガス、蒸気などの熱力学特性を表した線図である。 冷凍サイクルの各部の状態を線図にプロットし熱計算することもできる。 線図に目盛られている用語 
 | ||||||||||||||||
| ヒートカバリ | 熱回収のことで目的として室内に発生している各種の熱エネルギーを回収し、システムを通して 経済的に暖房、給湯などの熱源として終極的に取り出すことである。 | 
ふ
| プルーフ | ビーバーエアコンに『快適プルーフ』のキャッチフレーズがある。英語の和文訳での証明という意味。 | 
|---|---|
| 沸騰点 | 水の場合ある一定の温度に達すると熱を加えても温度がそれ以上上がらず更に加熱すると 水が蒸気となり空気中に蒸発してゆく。この状態に達する温度を沸騰点(沸点)と呼ぶ。 | 
| 負荷 | 冷(暖)房負荷 冷房(暖房)する建物内で発生又は外部より侵入(放熱)する熱量を冷(暖)房負荷という。 例えばモータ、ランプ等である。 | 
| フレア | 冷媒配管を接続する為銅管の管端をラッパ形状にすることをいう。 | 
| フォーミング | 冷媒は冷媒機油に溶け込みやすく停止時、圧力差がなくともサイクルを通じて圧縮機のクランクケースに移動、飽和する まで凝縮する。この状態で圧縮機を始動すると圧力は急に下がり、油に溶け込める冷媒量も急に減り余分な冷媒は蒸発し、猛烈な沸騰を起こし気泡が発生する状態を云う。 (クランクシャフトの回転等の攪拌により起こる場合も或る。) | 
| ブースターファン | 加圧用のファンである。 | 
| ブライン(不凍液) | 冷凍機・冷媒の冷凍能力を被冷凍物に伝える役割をする熱媒体であり、塩化カルシウム溶液、食塩水、 塩化マグネシウム溶液、エチレングリュ-ル、プロピレングリュール、メチレンクロライドなどがある。 | 
| フロスト | 水は固体として氷、液体として水、気体として水蒸気の状態となる。液体(気体)となったものが温度を下げると固体になる。 これが凝固という。フロストの場合は水の場合の凝固をいう。 | 
| フォトカップラ | 発光素子と受光素子が一体となったものをいい発光素子はLED受光素子にフォト・トランジスタやフォト・サイリスタ、 フォト・トライアックなどを使っている。更にフォト・FET(電界効果トランジスタ)を使ったものも出回り始めている。 | 
| ファジィ | ファジィは英語で曖昧という意味である。一般にファジィ理論というのはファジィ集合、ファジィ測定をコアする理論をいう。 熱い-冷たい、若い-老いた、低い-高い、近い-遠いなどの言葉は事物の置かれた状況の判断する人間の感覚に依存 しているが曖昧な点がある。例えば40℃、30歳、170㎝、2㎞と言う確実さでない言葉(数字で表さない)量を考える時集合 をファジィ理論に結びつける。 | 
| 不凝縮ガス | 凝縮し難いガス(例)空気 高温高圧の吐出ガスに不凝縮ガスが混入すると冷媒ガスの凝縮を邪魔し冷却面積を減少するような結果となり、凝縮圧力は高くなる。従って凝縮温度も高くなる。 | 
| 幅射熱 | 熱の伝わり方に伝導、幅射、対流の三種類がある。幅射とは電磁波の一種として熱エネルギーが伝えられる現象で真空中で伝わる熱を幅射熱という。 | 
| フラッシュガス | 冷媒の液中で発生するガスである。液冷媒が配管の断熱不良により、過冷却相当以上の熱量を雰囲気などから取り込んだ場合に見られる現象で、受液器のサイトグラスの中をガスの気泡が立ち上がるのが見える。 その他圧力損失の大きい高層階の冷媒液管の立ち上がりにこの現象が見受けられる。 液管中にフラッシュガスが多く発生すると冷却効果が悪くなる。 | 
| フロン | フッ化ハロゲン化炭化水素水系である。R11、R22、R113、R502など冷凍機の冷媒に使われる。 沸点の低いものは冷凍用、高いものは冷房用として使用される。 科学的性質として、 (1)高温において加水分解し有毒ガスを発生する。 (2)水分による加水分解を受けハロゲン水素を生じ金属を腐食する。 (3)潤滑油を溶解する。油が溶けると油の粘度が低下し蒸発しにくくなる為冷凍効果が減少する。 | 
| フレッシュエア | 新鮮空気と一緒である。 | 
| プレートフィン チューブ | プレートフィン型の熱交換器の材質は分はアルミニュームで配管材料として銅管が空調機用として使用されている。 熱交換器の種類は (1)シェルアンドチューブ型 (2)スパイラル型 (3)プレートフィン型 などがある。 | 
へ
| ペリメータゾーン | 建物外装部(外壁から6m内部まで)をいう。内部はインテリアゾーンという。 | 
|---|
ほ
| ホールディング チャージ | 冷凍サイクルの中で外気の空気が内部に入らない様にするため装置内へ少量のフロンガスを封入し内圧を高めるのに行う ガスチャージを云う。 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 飽和圧力 | 密閉した容器に液体を入れると液体の1部は蒸発して気体になるが或る程度に達するとそれ以上に蒸発しなくなる。 この限度に達した状態を飽和状態という。この時の気体を飽和蒸気、液を飽和液といい、圧力を飽和圧力という。 飽和温度より低い温度の液体を過冷却液、高い温度の気体を加熱蒸気という。 | ||||||||
| ホスゲン | 高温(裸火)においてフロンガスが分解すると有毒ガスが発生する。この有害ガスをホスゲンと呼ぶ。 | ||||||||
| ポンプアウト | 冷凍装置内の冷媒をボンベに回収することをいう。 | ||||||||
| ホットガス バイパス方式 (ルームエアコン) | 空気熱源ヒートポンプ機の暖房運転中外気温度が下がり室外コイル表面温度が氷点下になるとコイル表面に霜がつき 空気が通らなくなり暖房能力が著しく低下する。この霜を溶かすため四方弁を切替えず、二方弁より 室外熱交換器にホットガスを供給し、除霜運転を行いつつ且つホットガスの一部を室内熱交換器にも供給し室温低下を少なくする。 | ||||||||
| 膨張弁 | 冷媒液を蒸発しやすい状態にする(減圧)弁である。凝縮器で液化した冷媒を蒸発器に送り込む前にあらかじめ低温でも 蒸発しやすい状態になるまで圧力を下げる作用を膨張と言う。 膨張弁はこの減圧作用と冷媒液の流量コントロールを行っている。 | ||||||||
| ホン | 音の大きさのレベルを表す単位、音は同じ音圧でも周波数が異なると人間の耳には違った音の大きさとして感じられる。 そこで1000Hzのときの音圧(dB)と同じ大きさに聞こえる音を同じ値のホンで表す。 | ||||||||
| 飽和空気 | 空気内にそれ以上の水分を含むことの出来ない状態の空気である。 | ||||||||
| 飽和温度 (飽和圧力) | 密閉された容器に液体を入れると液体の一部は蒸発して気体になるが或る限度に達するとそれ以上は 蒸発しなくなる。この限度に達した状態を飽和状態という。この飽和状態にある期待を飽和蒸気、液を飽和液という。 又このときの圧力を飽和圧力といい、容器の中に入れた液体の種類とその時の温度(飽和温度)によって或る定まった 圧力となる。 | ||||||||
| 法定冷凍トン | 高圧ガス取り締まり法により定まられた冷凍機の大きさを表す単位であり冷凍能力ベースだけではなく 圧縮機の大きさにより算出することになっている。 遠心式圧縮機を使用する冷凍設備では圧縮機の原動機の定格出力1.2kwをもって一日の冷凍能力1tとする。 その他のものは次式による。 
 
 | ||||||||
| 膨張タンク | 液体(水、ブライン)の循環系において、液体の温度上昇、降下に応じその全体積が膨張、収縮で変化しオーバーフロや 配管内への空気の侵入を防ぐ為のタンクである。 | ||||||||
| ポンプダウン | 装置内の冷媒を受液器に追込む方法をポンプダウンという。 | 
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 ま
| マンセル | マンセルは色の表示記号である。 | 
|---|---|
| 摩擦損失 | 管内に水や空気が流れる時に生ずる抵抗を摩擦損失という。尚、水での抵抗を 水圧損失(損失水頭)、空気の抵抗を静圧損失ともいう。 | 
| マイコン(マイクロ コンピュ-タ) | マイコンは数個のIC(集積回路)と一個又は2~3個のLSI(大規模集積回路)からなりコンピュータとしての演算、制御、 記憶機能を全て持っており多種多様の制御が可能である。 | 
み
| 密度 | 流体、気体又は固体のある温度における単位体積当りの質量をいう。(㎏/㎥) | 
|---|
も
| モード設定 | 制御状態を規定することをいう。(冷房運転、暖房運転、送風運転) | 
|---|---|
| モリエル線図 (P-i線図、 P-h線図) | 冷媒圧縮機の冷媒の状態変化を表すのに冷媒の圧力P及びエンタルピiを両軸にとったP-i線図が一般的に用いられ 任意の状態にいける温度、圧力、体積、エンタルピ、エントロピ等が直ちに求められる。 | 
| モイスチャ指示計 | 装置内の水分の有無及び冷媒量が適正かどうかの判別をするための機器である。 | 
| MOS | MOSとはMetal Oxide Semiconductorの略称で半導体上に酸化膜をのせ更にそのうえに金属をのせた構造をもつ半導体 をいう。 | 
| モジュール | 基本単位、基準寸等をいう。空調機の場合などでは室外ユニット1台に対して室内ユニットの組み合わせ台数などの表現 に用いる。 | 
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 ゆ
| ユニットクーラ | 冷蔵庫に設ける直接膨張式クーラをいい一般的に天井つり型がよく用いられる。 | 
|---|---|
| 油圧 | 圧縮機の摺動部に送る潤滑油をオイルポンプによって高くされた圧力を油圧という。 油圧=オイルポンプ圧+吸入圧力 | 
| 油圧圧力スイッチ | 圧力開閉器の項目を参照 | 
よ
| 溶栓 | 冷凍装置の高圧液側に取り付けられ火災等により冷凍装置内の冷媒温度が上昇すると冷媒を放出する保護装置である。 | 
|---|---|
| 容量制御 | 圧縮機、ポンプ、ボイラなどの出力を調節し装置の能力を制御することをいう。 | 
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 ら
| RAM | Random Access Memory の略でマイコンに組み込んだものと別置のものがありデータの書き込みと読み取りが出来る記憶 装置で主としてのデータの記憶に使うものである。(電源を切ると記憶の内容は消えてしまうものと保持できるものがある) | 
|---|
り
| リバースリターン | 配管方式の一つで各機器へ平均して冷温水を分配するため配管抵抗を均一化する目的で採用される方式である。 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リピートサイクル | 冷水系統を共通とする。2系統の冷凍サイクルをもっている。チリングユニットの場合,一台運転時、停止中のユニットの 冷却器に液化した冷媒が寝込まないうちに断続的に圧縮機を運転する方法をいう。 | ||||||||
| 力率 | 交流電動機において電気を有効に使われている場合をいう。力率が小さいと電流が流れても電力は有効に利用されない。 
 | ||||||||
| 臨界圧力 | ガスの液化できる圧力をいい、すべてのガスはそれぞれの特定の圧力以下に保たないと、いかに温度を下げても液化される ことが出来ない、この特定の圧力を臨界圧力という。 | ||||||||
| 臨界温度 | ガスが液化できる温度をいい、全てのガスは特定の温度以下に保たなければいかに圧力を加えても液化させることが 出来ない、この温度を臨界温度という。 | ||||||||
| リレー(電磁接触器) | 電磁石の励磁・無励磁により接点を開閉する機器である。 | ||||||||
| リモート コントローラー | ユニットから離れた所より運転又は停止等が行える制御器である。 | ||||||||
| 硫酸イオン | 硫酸イオンは天然水中に必ず含有する成分であるが普通は50ppm以下の含有量である。 水道水では10~30ppmで冷却用水としてほとんど問題にならない。海水の影響をうけた場合や冷却塔から亜硫酸ガスが 混入した冷却水ではかなり高い値を示すことが多い。 又は200ppm以上になると配管を腐食させる傾向にある。 | 
れ
| 冷却器 | 冷媒の蒸発作用により空気又は水を冷やす機器である。 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 冷却水 | 冷凍装置で圧縮した吹出ガスを液化する為に熱交換させる水のことをいう。 | ||||
| レシーバ | 受液器を参照。 | ||||
| レジスタ | (1)ダクト使用空調機などの吐出口をいう。この吐出口にシャッタを付属したものを特にレジスタと呼ぶ。 (2)電気関係で使用しているレジスタは抵抗器で電気回路を通る電流や電圧を加熱する機器である。 | ||||
| 冷媒 | 冷媒は冷凍サイクル中を循環して熱を伝える役目をする物体である。低い温度と圧力において蒸発という現象により熱を 奪い、この熱を一層高い温度と圧力のところに凝縮という現象によって捨てるものである。 | ||||
| 冷凍機油 | 圧縮機の潤滑油である。冷凍装置内では冷媒と融合して循環しているので高温から低温まで温度の影響を受け性質は 高温まで劣化せず低温でも流動性を保つことが必要となる。 | ||||
| レギュレータ (ファンスピード) | ファンウスピードを調整する制御機器である。 | ||||
| 冷凍サイクル | 冷媒を蒸発⇒圧縮⇒凝縮⇒膨張の四つの状態変化をさせながら冷凍作用を行うサイクルをいう。 | ||||
| 冷凍トン | 1冷凍トンとは0℃の水1tを24時間かかて0℃の氷1tに変えるために必要な熱量を1冷凍トンという。 
 | ||||
| 冷房サイクル | ヒートポンプを参照 | 
ろ
| ロー材 | 金属を接合する一つの方式でその金属よりも溶融点の低いロー材を溶解し接合する両金属のすきまに流し込んで接合 する方法をいう。 | 
|---|---|
| ROM | Read Only Memory の略でマイコンに組み込んだものと外付けの場合がありプログラムを記憶させておく装置で読出し 専用に使用させるものである。(電源を切ってからの記憶は消えない) | 
| 漏電 | 電線又は電気機器具等から大地に漏れる電流をいう。 | 
| 露点温度 | 湿り空気を冷却するとき水蒸気の一部が凝結して水滴になり始める温度(結露を始める温度)をいう。 | 
| 漏電ブレーカ | 漏電ブレーカは配線用ブレーカに配線や電気機器の絶縁劣化による漏電火災や感電などの 災害を未然に防ぐための漏電保護機能を付加した機器である。 | 










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