業務用エアコンの電気代節約術を徹底解説!!

公開日:2020/09/04  更新日:2024/03/26

業務用エアコンの電気代を節約したい!という気持ちは、どなたもお持ちではないでしょうか。

オフィスや店舗、工場、クリニックなど、業務用のエアコンはほとんど一年中稼働させているので、電気代はばかになりません。電気代節約術については、いろいろなサイトに多くの記事がありますが、一歩踏み込んで業務用エアコンの電気代節約術には大前提があった!!という内容について徹底解説いたします!

誤解されている!エアコンの電気代節約術

業務用エアコンの電気代節約術においては

・エアコンのフィルタを清掃する
・設定温度を適切にする
・室外機の近くに物を置かない
・エアコンを最新にする

というような内容がいろんなサイトで紹介されており、エアコンの電気代節約術が解説されてますね!どれも正しい情報で分かりやすく説明されてます!

しかし、この電気代節約術においては、実は非常に大切な前提条件があるのです!!

業務用エアコンの電気代節約術には大前提があった!!

その大前提とは「適切な場所に、適切な能力のエアコンが設置されている」ということです。
上に書いた電気代節約術をやっても、この前提条件が整っていなければ電気代は思うほど節約できないのです!!

「適切は場所に、適切なエアコン」とは、何を当たり前の事を言っているのだ???と思われた方!
まさか「適切じゃない場所、適切じゃないエアコン」などとは思いもよらないと思いますが、実は様々な理由によりそういったケースが、残念ながら存在してしまうのです。

不適切な場所・設置方法だとどうなってしまうかを今回のコラムでは一部紹介したいと思います。

業務用エアコンの電気代がかさむ要因

エアコンの仕組みについて

まずは、エアコンの冷やす仕組みについて、簡単にご説明します。

エアコンは室内の空気を吸い込み、熱交換(熱を取って冷たい空気にすること)して室内に吹き出します。吸い込んだ空気の温度からだいたい10度くらい冷えた空気を吹き出します。(※季節や室内環境によって変わります)例えば35℃の部屋でエアコンをつけますと、35℃の空気をエアコンが吸い込み、25℃程度の空気を吹き出し室内の空気と混ざり合い、室温が若干下がります。仮に32℃になったとします。今度は32℃の空気をエアコンが吸い込み22℃くらいの空気を吹き出します・・・。

これを繰り返してだんだんと設定温度に近づけていきます。この段階がエアコン稼働時で一番負荷がかかります。ということは一番電気代がかかるのがこの段階です。ここを短くし、いかに早く設定温度に近づけるかが電気代を抑えるための鍵とも言えます。

それでは冷やすサイクルを効率的に行うために必要な条件はどういうことがあるか、まとめます。

 

冷えるサイクルを効率的に行うために必要な条件

冷えるサイクルに必要な条件としては、この3つがあげられます。

①部屋の広さに対してエアコンの能力が足りていること
②外からの温度の影響が少ない空間であること(ある程度密閉された空間であること)
③吸い込み口の近くに熱を発するものがないこと

こちらの①~③の条件が適切ではなかった場合、冷えるサイクルに入らない、もしくは入りづらくなります。

 

「適切な場所に適切な能力のエアコン」を設置しないと・・・

適切な能力のエアコンでない場合の例として、事務所として使う部屋の広さが60㎡だった場合、3馬力相当の能力が必要ですが、機器代を安くすませるために2馬力のエアコンを設置したとします。すると能力が足りないためなかなか設定温度にならず、いつまで経ってもエアコンに負荷がかかったままになります。

エアコンを購入するとき、安いからと言って能力の低いものを選んでしまうと、もしかしたら失敗してしまうかもしれません。

また、熱源がエアコンの近くにある例として、40℃の熱を放出する機材などの近くにエアコンの吸い込み口がある場合、その放出された熱を持った空気を吸い込み続けるため吸い込んだ空気の-10℃の30℃ほどの生温い空気を出し続けることになります。これではいつまで経っても室温は下がりません!

どんなにエアコンをフル稼働させても部屋が冷えることはない・・・
そしてフル稼働しっぱなしということは電気代も恐ろしいことに・・・

こうなると、フィルタの清掃や温度の設定などを頑張っても、電気代の節約は難しくなりますね。

 

まとめ!業務用エアコンの電気代節約に必要なことは

このように見ていきますと、業務用エアコンの電気代の節約術にはご自分でできることと、業者に相談しなければならないことがあるということがわかります。

【ご自分でできること】

  • エアコンのフィルタを清掃する
  • 設定温度を適切にする
  • 室外機の近くに物を置かない

 

【業者に相談する必要があること】

  • エアコンを最新にする
  • 適切な場所に、適切な能力のエアコンを設置する

 

お使いの業務用エアコンの取替え時期だと感じた方は、「適切な場所に適切な能力のエアコンの設置」 ということを意識して、きちんと設置場所の状況を考慮して、空調を提案できる業者にご相談することをおすすめします

電気代を抑えて永く快適にエアコンをお使いいただくために、悩んだり困ったことがあれば、知識と経験豊富なエアコンフロンティアスタッフにぜひご相談ください!!

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