災害時のエアコンの対処法について

公開日:2022/09/13  更新日:2024/03/26

近年、地震や台風、大雪などの自然災害の発生が多くなっています。

エアコンの室外機は、屋外に設置されているため災害で壊れてしまい修理や取り換えが必要になることもあります。今回は、災害時のエアコンの取り扱いと日ごろの対策についてご案内いたします。

室外機は水に強い??

室外機は外にあり風雨にさらされていますので、水に強いと思われるかもしれません。普通の雨程度でしたら問題ありませんが、室外機に大量の水がかかったり浸水してしまったら、故障の可能性があります。
その場合は、このように対処するのがよいでしょう。

室外機が浸水したら

①エアコンが動かなくなった場合、室内機のコンセントを抜くか、エアコンのブレーカーを落とします。
エアコン用のブレーカーが落ちている可能性もあります。ここでブレーカーを上げようとしないでください。室外機に水が入った場合、電気を通すと漏電・発火などが起きる可能性があります。また、ブレーカーを無理に上げると、ブレーカーが壊れ、他の電機製品に影響を及ぼす可能性もあります。
室外機が乾いたとしても使用するのはやめましょう。

②メーカーのサービスや取り付け業者、販売店などに点検の依頼をし、エアコンの状況を確認してもらいましょう。

地震などで室外機が転倒、破損、落下、移動してしまったら??

①ご自分で起こしたり移動させたりするのは、絶対にやめましょう。
エアコンにはフロンガスの通る冷媒配管が室外機と室内機に接続しています。その配管が破損していたり、動かした衝撃で破損した場合、冷媒が漏れ負傷する場合があり、危険です。

②メーカーのサービスや取り付け業者、販売店などに連絡し、破損状況等の確認をしてもらいましょう。

大雪の場合は、どうしたらいいのでしょう?

①エアコンを運転する前にブレーカーを落とし、室外機の周りの雪を30㎝以上取り除きましょう
吸い込み口や吹き出し口の近くに物があると室外機周りの空気の循環がわるくなり、ショートサーキットという現象が起こります。室外機から吹き出した冷たい空気をそのまま吸い込んでしまい、室外の熱を取り入れ得られず、効率よく運転ができなくなってしまいます。そうなると電気代が余計にかかってしまったり、暖房運転が停止してしまうこともあります。

②ブレーカーを上げて、エアコンを運転してみます。正常に運転しない場合は、メーカーに問合せてみましょう。

気温が低いときに、室外機に霜が付くことがあります

室外機内部の熱交換器に、空気中の水蒸気が結露したり雪が凍り、霜が付くことがあります。
そうすると、熱交換器がうまく稼働せず、エアコンが正常に運転しない場合があります。
それを解消するため、エアコンには「霜取り運転」という機能がついています。

霜取り運転は、熱交換器を温め霜を取るため、その間は室内機から暖かい空気が出てこないので故障したと思われることがありますが、しばらくすると通常運転に切り替わるため、暖かい空気が出てきます。リモコンや本体に除霜運転の表示が出ているので、確認してみましょう。

災害時に備え、エアコンに対し日ごろ準備できること

①室外機が固定されているか確認しましょう。
アンカーでしっかりと固定したり、重量のある置台に載せ固定することが大事です。

②室外機の周りに物を置かないようにしましょう。
風などで物が倒れ、室外機が破損することがあります。また、近くに物を置かないことで日ごろから冷暖房の効率よくご使用できます。

③室内機に落下防止の金具などをつけましょう。
地震で落下した例もありますので、しっかり固定しておきましょう。

メーカー特別対応の修理・点検受付

大型の台風や地震などが発生した場合、各メーカーより特別対応での修理・点検受付を行っていることがあります。

災害でお困りの時にはメーカーサイトを一度確認してみることをオススメします。

災害時にエアコンが正常に運転しなくなった場合や転倒などした場合、ご自分で判断せず専門家の判定の元、安全が確認されてからエアコンの運転をしましょう。

防災用具や非常持ち出し袋を確認するタイミングで、エアコンの災害対策も確認してみてはいかがでしょうか。

エアコンのことでお困りごとがありましたら、エアコンフロンティアへお問い合わせくださいませ。

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