メリット大!自分でできる業務用エアコンのお掃除方法

公開日:2024/03/26  更新日:2024/03/26

業務用エアコンのお手入れは自分できる?

家庭用エアコンならば「定期的な掃除が必要」ということや大まかな手順はなんとなくイメージが付きやすいですが、業務用エアコンについてはどうでしょうか?

実は、フィルターやパネルの清掃であれば、業務用エアコンも家庭用エアコンと同様に簡単に行えます。しかも業務用エアコンはオフィス・テナントなど家庭用エアコンよりも汚れやすい場所に設置されていることが多いため、掃除の必要性や掃除によって得られるメリットは家庭用エアコン以上に大きいのです。

本コラムでは、そんな業務用エアコンのお手入れ方法を紹介していきます。

業務用エアコンの掃除のメリット

・機器が清潔に保たれる
オフィスやテナントに設置される業務用エアコンは、屋外から持ち込まれたホコリなどの汚れが付きやすいもの。
汚れを放置するとカビの発生などにより健康被害が生じてしまうこともあるため、こまめに掃除をして清潔な状態を心がけましょう。
・省エネ・電気代の節約になる
フィルターに汚れが溜まっているとエアコンの効きが悪くなり、消費電力の増加に伴って電気代が高くなってしまうのは家庭用エアコンも業務用エアコンも同じ。
消費電力が比較的大きい業務用エアコンの場合、定期的なお手入れでエアコンの能力低下を防ぐことは省エネには重要です。
*業務用エアコンの電気代節約については、こちらの記事も参考にしてみてください。
https://aircon-f.co.jp/column/electricity_bill_savings
・エアコンの耐用年数が延びる
「省エネ・電気代の節約になる」にもあるような、汚れによる消費電力が大きい状態でエアコンを使い続けると、機器に負担がかかり耐用年数を縮めてしまうことに繋がります。
お使いのエアコンを長く活用して余計な出費を抑えるためにも、こまめなクリーニングが必須です。

業務用エアコンの掃除方法

業務用エアコンの掃除は、大まかに以下の流れで進めていきます。
*詳細な掃除方法はお使いの機種により異なるため、作業の前には取扱説明書も併せてご確認ください。

1. エアコンの電源を切り、フィルターを外す
2. フィルターのホコリを取り除き、水洗いをする
3. パネルや吹き出し口を拭く
4. フィルターを元通りに取り付ける
1. エアコンの電源を切り、フィルターを外す
掃除中の事故を防ぐため、必ず電源を切っておきましょう。

ブレーカーを落とします。

電源を切ったら、取扱説明書やメーカーサイトを参考に本体のパネルを外して中に設置されているフィルターを取り外します。天井に設置されていて取り外しに脚立が必要な場合は転倒などに十分注意し、外したフィルターに付着したホコリが舞ってしまわないようにゆっくりと取り外してください。

2. フィルターのホコリを取り除き、水洗いをする
フィルターの掃除は、まず「ブラシや掃除機などで大きなホコリを取り除く」、その後で「水洗いをする」という流れで行っていきます。
その際、「ホコリはフィルターのオモテ面から入ってくる」ということを意識すると効率よく進めることができます。

ブラシや掃除機などで大きなホコリを取り除く時

最初にホコリが付着しやすいオモテ面を掃除して、取り切れなかったホコリをウラ面から取り除いていきます。
掃除機で広い範囲のホコリを吸い取った後、ブラシなどで隅々まで取り除いていくとより綺麗に取り除くことができます。

水洗いをする時

前の手順とは反対にウラ面から、オモテ側へホコリを押し出していくイメージで洗っていきます。
基本的には水だけで洗っていきますが、油汚れなど落ちにくい汚れがあった際は中性洗剤を使用してください。その際には最後に水でしっかりとすすぎ、洗剤の成分が残ってしまわないように気を付けましょう。水洗いをしたフィルターは水気を切って乾燥させます。生乾きではカビが発生するもとなりますので、完全に乾燥させます。フィルターは熱に弱いため、乾かす際には直射日光を避け、ドライヤーなどを使用する場合には冷風モードを使用するようにしてください。

3. パネルや吹き出し口を拭く
水洗いしたフィルターが乾くのを待つ間に、本体のパネルや吹き出し口を拭いていきましょう。
フィルターと同じく濡れた雑巾など水のみでのお手入れが基本ですが、頑固な汚れは中性洗剤を使用しても問題ありません。
パネルの目の部分など細かな箇所は、ブラシなどでホコリを取り除きながら仕上げていきます。
最後に乾燥したタオルなどで拭き水分をとります。
4. フィルターを元通りに取り付ける
すべての掃除が終わったら、取り外した際と反対の手順でフィルターを本体に取り付けます。
この際も転倒などに注意し、安全に配慮して行うようにしてください。
掃除の際の注意事項
  • 分解は必要なパーツまでに留め、専門的な部分には触らない
    フィルターを取り外した時に見える内部のパーツも掃除を行いたいところですが、触るのはNG。
    怪我や故障の恐れがあるため、自分で分解・掃除を行うのは本ページで紹介した範囲までに留めておきましょう。
  • 鋭い道具を使用した作業は避ける
    機器に傷をつけてしまったり、その部分から故障を生じさせてしまったりする可能性があるため、掃除の際には鋭利な道具を使わないように注意します。スポンジや毛の柔らかいブラシなどを使用して作業を行うようにしてください。

■ おわりに

ご紹介しましたように、業務用エアコンも家庭用エアコンと同じく、フィルターやパネルは自分で簡単に掃除をすることができます。こまめな掃除で、清潔で心地好い空間を!エアコンも長持ちさせましょう!

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