P-h線図(モリエル線図)|空調用語
P-h線図(モリエル線図) とは
モリエル線図又はP-i線図ともいう。冷媒ガス、蒸気などの熱力学特性を表した線図である。
冷凍サイクルの各部の状態を線図にプロットし熱計算することもできる。線図に目盛られている用語
- 絶対圧力縦
縦軸に対数目盛で取ってありPMPa(P㎏f/㎡abs)で表す。したがって等圧線は水平になる。
例えばP:1MPa(P=1㎏f/㎠abs)を通る水平線をひけばその線にはどの点をとっても1MPa(1㎏f/㎠abs)の圧力である。 - エンタルピ
或る物体の内にある全熱量と考えてよく(学問的には多少異なる)kJ(kcal/㎏)にて表す。
エンタルピ100kJ/㎏(100kcal/㎏)の品物の内には1㎏につき100kJ(100kcal)の熱量があると考える。 - 飽和液線
P-h線図に左下から斜め右に放物線で描かれた実線がある。これが飽和液線で線の右側は湿り蒸気であるのでまさに沸騰しようとしている冷媒の飽和液が示されている。 - 飽和蒸気線
湿り蒸気が外部より熱を奪い全部蒸気になった状態(乾燥飽和蒸気)を表しこの線の左部分は湿り蒸気であり右部分は加熱蒸気の状態を示している。 - 等温泉
温度が同じ状態を綴った線で普通一点線で書いてある。+℃にて表す。
液の部分:上下にエンタルピ線とほとんど平行にひいてある。
湿り蒸気の部分:水平線で等圧線と共用している
加熱蒸気の部分:右上部で多少湾曲して斜め右下方に向かっている。目盛りは飽和液線、蒸気線上に目盛ってある。 - 等エントロピ線
飽和液線上の0℃下から垂直にエンタロピ線とわずかな角度をもって描かれた線が基本のエンタロピ線である。
飽和液線上に近い部分ではこの基本線とほぼ平行である。飽和蒸気線に近い部分から過熱蒸気区域に通じて勤続した斜め右上方へ進む直線に近い線で表す。 - 等比体積線
この曲線は冷媒の体積すなわち1kgについての体積の等しい点を綴った部分であり、湿り蒸気の加熱蒸気の部分に点線でひいてある。飽和液線に近い部分ではこれにやや平行であるが、離れるに従って水平に近づいていく。飽和蒸気線に達する頃は殆ど水平線に近い飽和蒸気線を境にして再び右上がりの線となる。 - 等渇き度線
乾き度とは湿り蒸気の区域内だけに存在することで飽和液線と飽和蒸気線の水平分離を等分に割った点を結んで描いたものである。
xという記号を用いた飽和液の場合はx=0とし飽和蒸気の場合はx=1としている。
従ってx=0.15といえば湿り蒸気中15%が蒸気で85%が液体であることを示す。
















